ドロップゴールで攻撃の幅を広げよう
ラグビーのドロップゴールとは、地面に一度バウンドさせたボールをキックし、それがクロスバーを越えると3得点となるプレー。
このドロップゴールは、トライと同じように試合の流れの中で行うので、それだけ試合で勝てる可能性を高めることができ、チームにとって大きな武器になります。
実際、イングランドなどのヨーロッパのラグビー強豪チームなどをみてみると、左右どちらの足でもドロップゴールを狙えるスタンドオフ(S0)がいることに気づきます。
スタンドオフは、背番号10、味方に今何をすべきか指示をするチームの司令塔
試合では、攻撃の指揮を振るうポジションですから、それだけ味方からパスを回されることも多いものです。
その際に、自分に回ってきたボールをパスするのか、キックするのか、より良い行動を瞬時に判断する能力がスタンドオフには求められます。
正確なパスを投げられるのはもちろんのこと、ボールを狙った場所に蹴るといったキック力も欠かせません。
そのような優れた選手がボールをもっと、守り側は止めに行かないといけなくなるので、攻撃側は人数を余らせることが出来ます。
そうなれば、ドロップゴールとみせかけてパスを回すことも出来ますね。
ただ、ほかの得点方法と比べると狙うシーンは少ないように感じますが、世界ではスタンダードな得点源です。
最近は積極的に狙うチームもあります。
このように攻撃の幅を広げることが出来るドロップゴールは、試合で勝つためにも重要な攻撃の選択肢にもなるので、ボールの持ち方や落とし方などのコツをしっかり押さえてドロップキックの練習をしていきましょう。