キックに関係する22mライン
ラグビーにおいてキックは、相手陣地に大きく進める有効な手段です。
ですが、そこに大きく関係するのが22mライン。
ラグビーでは如何にして相手陣地でプレーするかが重要になり、その機会が多いほど得点のチャンスも大きくなりますからね。
その為、守備側はキックを使って、敵陣地側に大きくボールを蹴り出しつつ、タッチラインからフィールドの外へボールを出すわけです。
その際に重要になってくるのが22mラインで、これは両陣地のゴールラインから22mの位置に引かれ、キッカーが自陣側のラインよりも相手側の陣地側で蹴ったのか、自陣側で蹴ったのか。蹴ったボールがバンドしてから出たのか、ノーバウンドで出たかによって、再開位置が違ってきます。
そして、バウンドの有無と蹴った場所は大きく3つに分けられます。
まずは自陣の22m区域の中で蹴った場合は、バウンドの有無に関係なくボールがタッチラインを割った位置から相手側ボールのラインアウトで再開されます。
次に自陣の区域の外から蹴り、バウンドしてタッチラインを割った場合も同様です。
最後に、自陣の22m区域の外から蹴り、ノーバウンドでタッチラインを割った場合は、一番悪く、ダイレクトタッチになってキッカーがボールを蹴った位置から相手ボールのラインアウトでの再開になってしまいます。
その他にも、ペナルティキックでタッチラインの外に蹴り出すこともあります。このケースではどの位置から蹴っても、タッチラインを割った位置からになるので、あまりに気にする必要はないでしょう。
また、22m区域の外から中にパスなどをして戻してから外に蹴り出すようなシーンもみられますね。
このような場合も、ダイレクトタッチが適用されます。
レフェリーがテイクンバックとコールし、直接外に蹴り出すことは出来なくなります。
このように22mラインの内と外では大違いなので、キックは全員が正確にボールを蹴って前進出来るように練習しておくことも大切です。